名手Laurence Archer/Mark Stanway参加 故Phil Lynott率いた幻のバンドGrand Slam 新生1st「Hit the Ground」輸入盤未開封新品。
商品の説明
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御存知!名手Laurence Archer/Mark Stanway参加故Phil Lynott率いた幻のバンド”Grand Slam” 新生1st「Hit the Ground」輸入盤未開封新品でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Laurence Archer(G、現Stampede、後にU.F.O.、X-U.F.O.他)、Mike Dyer(Vo)、Dave Doyce(B)、Benji Reid(Ds)となります。
ゲストにMark Stanway(Key、ex-Magnum)となります。
プロデュースはMatt Terry。2019年英国イングランド・ウォーリックシャー”VADA Recording Studios”にての制作となります。
そもそもはThin Lizzy解散直前の1983年7~8月に御遊びプロジェクトとして結成されたバンドが母体となります。
故Phil Lynott/John Sykes(当時Thin Lizzy、ex-Tygers of Pang Tang、後にWhitesnake、Blue Murder、Sykes)/Brian Downey(当時Thin Lizzy)/Mark Steinway(当時かの”Magnum”を一時的に離脱)/Doish Nagel
という興味深い名手揃いのラインナップで短期間活動致します。
(正直、解散後の新バンド結成に向けての試運転という感有り)
Thin Lizzy解散後、”Grand Slam”と名乗り活動を目論みますが、John SykesがDavid Coverdale(現Whitesnake、ex-Deep Purple、後にCoverdale/Page)に引き抜かれてしまい、
Mark Steinway人脈から名手Laurence Archerを獲得。
また、Thin Lizzyで長年故Phil Lynottと活動を共にしたScott Gorham等から御馴染み「ミュージシャン特有の私生活問題」を共に解決しようと故Lynott/Downeyはアプローチを受け、
Brian Downeyが短期間の活動の後に離脱。
(「体が浮腫んでいる」等の指摘に対して故Phil Lynottは「自分は大丈夫だ」とアプローチを断った模様........かの故Jaco Pastorius(ex-Weather Report、Word of Mouth)の末路と似た感が.....................
あちらは故Michael Brecker等がアプローチしていた模様でございますが..........................何かねぇ.............)
後任に故Phil Lynott自身の人脈からRobbie Brennanを獲得。活動を本格化させます。
されど故Phil Lynott自身の「ミュージシャン特有の私生活問題」も絡み、契約は得られぬまま。
1984年12月英国ロンドンでのライヴを最後に解散の道を選ぶ事となります......................
故Phil Lynottは他のミュージシャンとの共作・デモ録音等に精を出し契約獲得を窺う中、Laurence Archer、Huey Lewis & the Newsと共に正式な録音を行った模様。
(後にLaurence Archerのソロ作”L.A.”にてそのセッションで作曲された楽曲が使用される事に..............)
されど契約は得られず忸怩たる思いをする中、ソロとして成功を収めていた盟友故Gary Moore(ex-Skid Row、Gary Moore Band、Thin Lizzy(二度在籍)、Colosseum Ⅱ、G-Force、Greg Lakeセッション等)が、
故Phil Lynottの当時の現状に大きな違和感を抱き、アプローチ。
嘗てGary Moore自身を表舞台に引き上げた故Phil Lynottを舞台に戻すべく、”Moore/Lynott”として創作を始める事となります............
そしてかの名曲”Out in the Fields”の大ヒットそして故Gary Mooreの当時の新作”Run for Cover”にGrand Slam時の楽曲”Military Man”がが収録され、故Phil Lynottの存在がシーンに再び浮上。
故Gary Mooreとの”Out in the Fields”セッションで新たな音楽性の有り方を学んだ故Phil Lynottにかの”Polydor”がアプローチ、契約が得られる事となります。
その裏で故Phil Lynottの健康問題が徐々に深刻化していく事となります..................................
New Wave系ミュージシャン”Paul Hardcastle”を迎え、新ソロ作を制作開始。
リメイクしたGrand Slam楽曲”19”を先行リリース。プロモーション映像制作を行い、注目を浴びる事となります。
そして新作の制作中に敗血症と肺炎を併発し倒れ、入院。一時意識を取り戻すものの再び病状は悪化、1986年1月4日帰らぬ人となります..................
Laurence ArcherはGrand Slam解散後ソロ作”L.A.”を日本のみでリリース。1991年にかの”U.F.O.”に加入、”High Strikes & Dangerous Man”を制作。
ツアーに勤しみ好評を得る事となりますが、U.F.O.が全盛期ラインナップ再結成に移行するに当たりライヴ盤”Live in Tokyo”を置き土産にバンドを去る事となります...............
1991年”Dedication:The Very Best of Thin Lizzy”という新ベスト盤がリリースされる事となります。
そこに”Grand Slam”時代の楽曲”Dedication”がScott Gorham/Brian Downey参加で故Phil Lynottの録音を用い、”Thin Lizzy名義”として再録音され収録される事となります。
されど作曲クレジットは故Phil Lynott一人。
後年Laurence Archerが異を唱え自身の作曲参加を訴え認められる事になりますが、バンド名称の継承権も(Mark Stanwayと共に)認められた感がございます。
その後のロック音楽の偉人に新作を求めないという時代の中、ミレニアムを超えた時期に”Classic Rock”という音楽ジャンルが救済的に設けられる事となり、
”Thjn Lizzy”再評価の中、かの”Grand Slam”にも光が当たる事となります。
Mark Stanway提供の録音カセットを基にしたデモ・ライヴ録音が公式リリース。公式に陽の目を見る事となります。
2009年辺りから”Stampede”再発から始まり、Laurence Archerが”Stampede”再結成等々と再び表舞台で活動が見られる様になり、その中で、Laurence Archerを中心に”Grand Slam”が再結成される事となります。
当初はLaurence Archer/Mark Stanway/御存知!Neil Murray/Mickey Baker(ex- Magnum)/Stefan Berggren(M3)という興味深い名手陣で編成されるものの、
恒久活動化を目指す中、Laurence Archer/Mark Stanway/Mike Dyer/David Boyce/Benji Reidに変更。
2019年に3月新作制作が宣言となるも、その後制作時にMark Stanwayが離脱。
8月にBBCにて先行発表、11月に満を持してリリースという経緯がございます...........
さて今作。
後にGary Mooreの大傑作「Run for Cover」に収められた”Military Man”、故Phil Lynott存命時最後にソロとしてリリースされた「19」、
そしてThin Lizzyの盟友Scott Gorham/Brian Downeyにて故Phil Lynottのヴォーカルを基に再録音されThin Lizzyベスト盤に収められ
(後にLaurence Archerの著作権を巡り裁判沙汰となった)”Dedication”等過去楽曲の”新生Grand Slam”での新アレンジが聴かれる事がミソでございますが、
その他”Grand Slam”楽曲のみならず、新体制での新曲も含まれている事がミソでございます。
但し、公式でも確認出来る嘗ての故Phil Lynott主導”Grand Slam”の音楽性というよりは、寧ろ”Thin Lizzy”という感。
名手Laurence ArcherのギターワークはMichael Schenker/Gary Moore系ではございますが、今作ではThin Lizzy的な音楽性という事がミソ。
よって、ツイン・ギター主導のスタイル(ギタリストはLaurence Archer一人ではございますが..................)ではございますが、全盛期Thin Lizzy(Robertson/Gorham期)を洗練化した感のあるもの。
故Gary Moore/John Sykesの様に単体として個性を強く打ち出すのではなく、バンド・アンサンブル重視。非常に興味深いものがございます。
新生Grand Slam始動の際にはMark Stanwayがラインナップに名を連ねておりましたが、今作では過去楽曲に作曲者として加えられ演奏にも数曲参加致しておりますが、ゲスト扱い。
音楽性の主導権や変更で離脱という感がございます。
そもそも”Thin Lizzyの二番煎じ”等々と酷評されておりましたこの”Grand Slam”(......故Phil Lynott自身がThin Lizzyの頭脳だから、似るのは当たり前でしょうが!と言いたくもなりますが........)。
復活にあたり、新規に”Thin Lizzy継承バンド”に舵を切った感がございます。
新たなアレンジが施された過去楽曲に注目が当たりますが、新生Grand Slamとしての新曲もなかなかの出来。
Thin Lizzy継承ではございますが地に着いた音楽性で躍動感があり、埃っぽさ等粗さを持ち合わせるもののメロディ感覚が非常に洗練され重視された音楽性。
(かの名曲”Do Anything You Want to”に似た楽曲も登場致しますが...................)
全盛期Thin Lizzy特有のケルト色の強いメロディ感覚が加えられている事がミソ。
八十年代の再現ではなく、今を生きるバンドとしての気概が感じられるものでございます。
そもそも”オリジナルGrand Slam”は活動開始が早過ぎたという感があり、(後に陽の目を見たものに比べ)楽曲アレンジが練り足りない感がございました。
(整理すべき箇所が........もう一つ楽曲展開があれば..........躍動感と勢いがあれば.........................等々...............ではございますが....................)
されど、今作では非常に練られたもの。
過去楽曲のアレンジもかの”Moore/Lynott”プロジェクト(故Gary Mooreの大傑作”Run for Cover”に収録)等で登場したヴァージョンに比べても、なかなかの出来。
公式にリリースされたデモ・ライヴ音源のオリジナル・アレンジに比べても、明らかに垢抜けて質の高い躍動感のあるもの。
嘗ての”Grand Slam”がこの音楽性で登場していたら........................という感がございます。
この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しく御願い致します。
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